豆サンタと白トナカイ

少年の名前は豆サンタ
3年前にサンタクロースの弟子になり、みんなからそう呼ばれるようになりました。
豆サンタは、木で出来た小さな家が立ち並ぶ、小さい村に住んでいます。
そこには、靴屋さん・洋服屋さん・ぬいぐるみやさん・ケーキ屋さん・お菓子屋さん・・・・
中でも一番多いのが、いろんな種類のおもちゃ屋さんです。
みんな、1年中忙しそうに働いています。
ただ、普通の町や村と違うのは、そこに品物を買いに来る人はほとんどいません。
その村は、12月24日に子供たちに配るプレゼントを作る村。
サンタクロースからの依頼を受けて、たくさんのプレゼントがその村から旅立っていきます。
豆サンタは、そんな村に住む少年ですが、どうしてもサンタクロースになりたくて、3年前のクリスマスに、プレゼントの代わりに弟子入りのお願いをしました。
優しいサンタクロースは、豆サンタの願いを受け入れて、ある街に住む2人の男の子を担当にしてくれました。
「あの子たちに、毎年プレゼントをあげなさい。ただし、条件がある」
と、サンタクロースは2つの条件を豆サンタに告げました。

1・心に残るプレゼントをあげる事
2・必ず、豆サンタからのお手紙をつける事


「たったそれだけじゃ。でも、難しいぞ」
と、サンタクロースは笑いながら言いました。。。
それから、豆サンタ用に、ベテランの白いトナカイを1頭用意してくれました。
「少し年をとっているが、役に立つぞ。いい相棒になれるように世話するんだぞ」
白くてちょっと小さいトナカイはその日から、豆サンタの家族になりました。
「心に残るプレゼントかー・・・」
豆サンタは何日も何日も考えて・・・
「そうだ、本屋さんに行って、何かいいアイデアはないか考えよう!」
たくさんたくさん本を見ていたら、本屋のおじさんが言いました。
「毎日熱心だな。で、いいアイデアは見つかったかな?」
「いいプレゼントは見つからないよ・・・本はいろんな事を教えてくれるけど、2人にどんなプレゼントがいいかはどの本にも書いてないな・・・」
「豆サンタ、おもちゃやお菓子だけがプレゼントじゃないぞ。そんなにいろんな事を教えてくれる本があるなら、本のプレゼントはどうだろう?」
「そうだね、それはいいアイデアだ!・・・でも喜んでくれるのかな・・・」
豆サンタはちょっと心配でしたが、2人の男の子達には、毎年本をプレゼントする事にしました。
喜んでくれているか、豆サンタはとっても心配でしたが、ある日風のうわさでこんな話を聞きました。
豆サンタからのプレゼントをもらった男の子が、幼稚園に本を持って行った事・サンタさんと豆サンタが来てくれるのを毎年楽しみにしている事・・・2009年今年・・豆サンタにお手紙を書いていた事。。。
手紙にはこう書いてありました。
「豆サンタさんへ  今年も本ください」
とっても嬉しい豆サンタ
明日の夜も白トナカイに乗っかって、2人の待つ町へ向かいます!
もちろん、背中の袋には、本をたくさん詰め込んで

Merry Christmas  豆サンタと白トナカイ
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by reiko_koyama | 2009-12-23 19:00 | 日記 | Trackback | Comments(0)